イギリスがもうワーってなってて、大変なことになっていますね。それと世界経済も。
国民投票の論点のひとつである移民が本当に犯罪率を上げているのかを統計を見てみました。
盛り上がる英国!
英国が今熱い。国民投票の結果、EU離脱だって。そのインパクトがよくわからないですが、世界中の株価がドン下がりしているところを見ると、まあみんな経済的にプラスではないって思っているということですよね。
わかりやすくたとえると、ドリフから志村けんが抜けたとか、中居正広がジャニーズ辞めたとか、そんな感じなんですかね。いかりや長介やキムタクはドイツですね。ギリシャは・・・まぁ。
企業の社長なんかはいろいろEU圏内に店出したりしてて大変でしょうね。「めんどくせーなー」って思っているはずです。一方「移民が俺たちの苦しみの原因なんだ!賃金は下がるし職はなくなるしよぉ!治安だって悪くなる!」と感じている民衆からしたら、EUなんてものは離脱したいに違いありませんよね。
本当に移民は治安を悪化させているか
しかし本当に移民が来てから犯罪率が上がったりしているのかな。
と思って調べてみたところ確かに上がっている。えらい上がっていますね。
EU加入前から上がってない?
1950年代から上がってきていますね。移民いないはずだよね。
しかも1991年くらいからは減って来てない?
これじゃあ英国のEU加入が原因が全てとは言えないのでは。元々上昇トレンドにあった犯罪率の理由を、英国民が移民に押し付けたのではないか、とも思えてきます。少なくとも部分的な要因としては十分ありえます。移民が直接的に犯罪率を上げていなくても間接的に上げている可能性も無視できません。それに詳しく国民と移民の犯罪発生率を分けて見てみなければならないし、犯罪の凶悪度や社会に与えるインパクトなんかも厳密に考えていかなければなりませんが。
ひとつ言えるのは全てが全て移民のせいではなさそうということです。
今回笑ったのは、国民投票が終わった後でイギリスにおいて「EUとは」の検索をしているやつが増えたという話。もうワーって盛り上がるだけ盛り上がっといて「で、EUって何?」という。さすがコメディ発祥の国。まあ一部の人たちだけだと思いたいですけど、我が国も笑っていられません。
こんな感じで結構ロジック主導というよりは、情緒的な成り行きになったっぽいですが、結果が52:48っていうのは統計王国でも読み切れなかったんですね。それとも周到なシナリオがあるのでしょうか。
しかし、本当に離脱するのかいまいちよくわかりませんし、離脱したとしても主権を回復し独自性を育めば、長い目で見たら文化を温存することになるかもしれない。そしてその独自の文化がイギリスの新たな優位性になるかもしれない。
短期的には、確かに損みたいです。が、長期的にはどうなるかわかりません。
がんばれイギリス。
で、今がんばらなきゃいけないのは世界経済か。
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