OJTのメリットデメリット

新人研修を終え、各ポジションに配属完了。一般的に配属先で実務を先輩等から指導を受けながら研修を行なうのがOJTと呼ばれていますが、成功例と失敗例が報告されています。実例からみたメリット・デメリット等を検証していきたいと思います。

 

1.OJTは座学では得られない実践力が身に付く

研修では座学が多く、業務に必要な最低限の知識を効率的に吸収するには相応しいと思われます。しかしながらそれだけでは実践力に乏しく、一人前に実務をこなすまでに時間がかかってしまうケースが多いとも言われています。OJTを重視し、新人研修等を短期間に終了させ、配属先にて実務を通じて新人を育成する企業が増えてきています。

2.OJTは配属先により新人の育成状況にばらつきが出てしまう

企業により、配属先によって業務が多忙な環境であるか、あるいはある程度余裕があり新人教育にしっかり目をむけることができる環境が整っているかなど、まちまちであることが多いいと思われます。もし、配属先が業務が多忙で新人に教えながら、日々の業務、営業をこなさなければならない環境下だった場合、新人は教育の機会に乏しくいつまでも独り立ちできないといった事例も報告されています。

3.OJT失敗事例

とある企業では、新人の育成・成長状況に大きな差異があることが問題となり弊社へ相談を持ちかけられた事案がございました。詳しく調査をすると、A部署ではOJTマニュアルはあるものの、準拠した育成を実施せず(できず)コピーや単純作業を上席より指示されつづけたとのことでした。ここまで極端なケースは少ないと思われますが、多かれ少なかれ新入社員の能力に依拠した問題にしてしまっているケースが多いと思われます。しかし、私たちが考える上で、厳しい選考を勝ち抜いて採用された新入社員は勿論個々の能力・特性はあるものの研修やOJT含め育成をきちんと実施することで、組織への戦力化は十分可能なのではないかと思っております。

4.OJTは組織の構成員全ての協力が必要

上記のように、OJTと称して新入社員の成長の機会を与えず、雑用だけをさせていた様なケースは極端な例かもしれません。しかし、全社的なOJTの成功には、各部署の責任者以下全員の取組、協力が必要であるということが言えるのではないでしょうか。これが難しい環境ですと、やはり集合研修を中心とした画一的な座学に依拠するしかなくなってしまうのです。