この記事を読むことで、従業員満足度調査(ES調査)の回答率を上げることができます。
従業員が非協力的とお嘆きの人事担当者様、必見です!
3. 従業員満足度調査の実施と回収
従業員満足度調査の実施と回収
3-1. 回収率をいかに高めるか
3-2. 回収率向上の工夫
3-1. 回収率をいかに高めるか
ここまでに準備したアンケートサイト(調査票)を実際に回答者に配布し、回収します。
従業員満足度調査では、結果の信頼性を高めるためにも回収率を高めることが重要です。全体結果は一般に8割の回収率で信頼性の高い結果が得られるとされていますが、100%に近い回収率であるに越したことはありません。
配布・回収の際にいくつか工夫をすることによって回収率は高まります。
3-2. 回収率向上の工夫
配布の際、「この従業員満足度調査が全社を挙げての取り組みであること」を演出することが大切です。つまり、単なる一部門が気まぐれで実施しているように見られないようにするということです。
そのために次の工夫をするとよいでしょう。
- 調査の前に調査目的を全社員に告知し、理解・協力を求める。
- 会社側の真剣さや経営層のメッセージを伝える。
- 経営層からの依頼文を添付したり、経営層から直接メールを出し協力を依頼することなども効果的。
- 調査の前に回答者に匿名性を保証する。個人を特定する必要がない旨、特定できない旨を明記する。特にWEB実施の際は個人が特定されてしまうのではないかという疑心を抱いている場合があるのでそれを払拭する。
- 紙の調査票で実施する際は、回収箱や封筒を用意し個人を特定できないように配慮する。
- 紙の調査票で実施する際は現場担当者を決め、その者に回収状況のチェックをしてもらう。
- WEB実施の場合、回答人数が明らかになるので、これを参照しながら全社員に催促メールを送る。
- 遠隔地や繁忙者のために調査期間に余裕を持って、10日~14日(土日込み)ほどとる。
このような工夫を重ねることにより、回収率はかなり向上するものです。
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